金沢学会2018ポスター (最終)日薬学術大会2018 in金沢
田寺東店(筆頭演者:一井咲希)がポスター発表して参りました!!
★薬局内症例検討会(プチカンファレンス)の実践と考察
~積極的な薬物療法への介入を目指して~
ポスター示説は、9月24日(月・祝)の10:00~11:30でした。
内容的にも希少性があったこともあり、多くの方が閲覧&質問に訪れました!
序盤から盛り上がり、積極的に質問を受けています
多くの薬剤師の方が見に来てくださいました!
この取り組みは、本当の意味での”かかりつけ薬局”を目指すために、とても有用な取組みと感じています!
~示説中に受けた主な質問~
◎プチカンファレンスの実施時間について (3名から質問あり)
◎知識の向上に繋がっている実感はありますか?
◎プチカンファレスで話し合った症例の総数は?
◎服薬情報提供書出後のDrの反応は?(処方変更してくれますか?)
◎プチカンファレスに向けての前準備の程度は?
◎「イフェンプロジル」と明確に薬剤を提案されたんですか
◎1人1症例は発表すると決めていまか ?それも担当制ですか?
◎話し合うのは薬剤師だけですか?医療事務の方はどうですか?
~閲覧者から頂いた主な感想~
◎日々の業務はどうしても流れ作業になりがちなので、良い取り組みだと思う(2名)
◎10~15 分というのは妥当だと思う。あまり長くしても仕方ないですね。
◎1回の時間を短くして、実施頻度を多くするのは良いですね(2名)
◎会社のマネージャーから「良い取り組みだから、代わりに聞いてきて」と頼まれていた。
◎シムビコートの吸入はなかなか難しいですね。指導の仕方で改善した例もありますが。
◎総合病院なので服薬情報提供書がうまく活用できていない現状がある。
◎時間を取るのが難しい。まずは月1回から始めてみようかな
◎”かかりつけ薬剤師”だと1人で対応していかなければいけない。
メンバーで話し合って患者の薬物治療を考えていく方がやっぱり良いですよね
◎あまりガチガチのカンファレンスだと準備が大変でハードルが高くなる。
ハードルは少し低めの方が良いのかもしれませんね。
◎月1回だと、患者情報が新鮮な状態(リアルタイム)ではないので微妙だなと思っていた。
週2回も開催しているとそういうタイムラグが無くていいですね。
<演者あとがき>
日々の業務を流れ作業とせず、かかりつけ薬局としての意識を高く持とうとすると、どのような形であれ、今後薬局でカンファレンスを実施していくことはもはや必須と思えた。各社、今後どのようにカンファレンスを円滑に進めていくか、というところに焦点が集まっており、今回、当薬局の発表内容で最も注目を集めたのは、”週に 2 回、1 回 10 分~15 分程度の実施”という点であった。今後の改善点としては、”形式は不問”ということにより発表のハードルは低くなっているが、前準備等が不十分であったり話し合いの記録が十分に取れていなかったりと、議題・話し合い内容・解決策の把握が困難な現状がある。そのため、議題の準備・記録等、仕組みの整理は必要と思われる。